いつも間にか この色が 好きになっていた。
辛子色も青空色も好きだけど今年初めて買った春のTシャツは
桜色。ユニクロの
ワゴンで 見つけた・・(ぷっ)
明日の午前中に届きますと聞いていた モクモクファームさんからの
初めての お届け物は 一便早く、本日到着。
タマゴ・バターを使わないで作られた塩
クッキーや どっしりと
した
ドライフルーツパンに交じって 冷凍しない 解体された
ままの桜色の 豚のもも肉も入っていた。
そうそう、
注文の時点ではまだ読み終えなかった「食堂かたつむり」
昨日 涙と共に読みきったところ。
飼い豚の
エルメスが 解体され 最高の
料理となって 並んでゆく。
ほほ肉を刻み
ソーセージに作られて行く、そんな情景を
淡々と音でもない、映像でもない、文字という手段だけによって
想像するうちに「食」への感覚がベールをはがされていく。
エルメスが自分の命が飼い主の手によって閉じられようとしているの
を悟っているかのようなしぐさや表現は じっと文章に目を
落として
読むことは出来なかった。
意味もなく洗面所や店の隅を歩き回りながら、それでも 文章からは
一切目を離さず、泣きながら 読み終えた。
小川糸さんという女性をちらりと
テレビで見たのはほんの一瞬。
あ・・もう少しこの人の事を知りたい
そう思いつつも、仕事の時間が迫り とりあえず 彼女が書き下
ろした 本のタイトルだけメモ書きして 置いていた。
こんなことは、ざらにある。
メモは、メモだけに終わって本を買うまでに至らないことが
ほとんど。。。でも今回は本を手にし直ぐ読んだ。
このひと月 本当に 体調を崩していた。
身体を取り戻すために 尽くした数だけ消耗してまた疲れた。
この本はきっとこの疲れを癒してくれるに違いないと信じていた。
「食堂かたつむり」は 半分を読み進めるまで 本当に和やかな
気持ちを提供してくれた。25歳の倫子(リンゴちゃん)の
1日一組だけに提供する 祈りの料理は 私の祈りでもあると
共感して読み進めた。
後半、共感が 実感に変わり リンゴちゃんが 「おかん」と
呼ぶそのオカンは強烈な性格と生命力で生きてきたにも拘らず
たった二文字の病気によって 簡単に死を受け入れてゆく。
そして エルメスの人生ならぬ豚生も自分の命の完結の前に全う
させることを提案する。
リンゴちゃんは オカンの提案を受け入れ 料理人として
飼い豚のエルメスの頚動脈を切るという仕事を遂行する。
毎朝どんぐり入りの天然
酵母のパンを焼いて餌に与えていたエルメス
の体を 肉の味として表現している。
私は完全菜食にして たった二年です。
その以前には 豚の肉も 物として パーツとして
料理し、飲み下してきた。
命という実感なく、自分の体のものとなった。
結果、病気も招いた。
身体治しは 食直し 心直し と とり組んでは来たけれど
そこにはいつも 命のやり取りがあることに気付かされる。
この本を手にしてよかった**
もう一度、丁寧に読みたいとおもう。
リリーフランキーが愛したオカンは一緒に育ててきた 愛
リンゴちゃんのオカンへの愛は これから育てていく 愛
そんな印象かしら〜 季節は桜色 ♪
posted by happy-aguri at 22:27|
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